理事長所信

理事長所信

【はじめに】

令和に入り社会は大きく変化した。技術革新、社会情勢、その変化のみならず、2019年に世界に猛威を振るい、今なお万全な対策がとれていない新型コロナウイルスによって急激な変化が起こり人々の行動が制限され、適応するための技術を模索し、新たな常識が浸透しつつある。しかし、この常識が生まれる過程に起こった行動の制限は、経済のみならず人々の心にも負担を与えた。未来への不安、他者との関わりの希薄化、これらの要因がひとやまちとの繋がりの機会を減らし、その影響が様々な社会問題へとつながったのではないだろうか。

私たちが生きている伊勢というまちは神宮がご鎮座する「日本人のこころのふるさと」として知られている。伊勢の青年経済人を牽引し続けてきた伊勢青年会議所は、この混沌ともいえる時代に臆することなく先輩諸兄の背中をしっかりとみて伊勢のまちを明るく豊かに導いていかなければならない。伊勢のまちに根付く「こころ」というものの本質をしっかりと見極め、街へと伝え伝播していくことが我々の使命であり、それが伊勢のひととひと、そして伊勢のひとと我々青年会議所を繋ぎ、伊勢全体の「こころ」がつながっていく。

1957年2月9日に設立された伊勢青年会議所。基本理念を変えず様々な運動発信により、まちとひとに影響を与え続け65年の時が過ぎた。これを節目とし、先輩諸兄が紡いできた願い、熱い想いを振り返るとともに大きく変化する時代で活躍することのできる一般社団法人伊勢青年会議所を創造していく。そして新たな時代へ向け我々の活動を広く発信し、未来を切り拓き続けることができる組織へと進化させ、伊勢のまちを「こころが繋がるまち」へと変えていく。

【会員拡大とは】

青年に発展、成長の機会を提供することが青年会議所の使命であるとすれば、会員拡大活動は地域の青年に意識変革を促す最大の機会である。入会の動機はそれぞれ違いがあるが、青年会議所に入会したことをきっかけに、例会の設営、社会奉仕、地域力開発運動を構築していくことで成長し、まちのため、ひとのために考え行動することが出来るようになる。 メンバー同士の強い繋がりと共通意識を持ち、同じ時代を生き、運命的に出会った仲間たちと限られた期間の中でしか出来ないJC活動をさらに充実したものと変えていくためにも会員拡大は最優先事項である。

先輩たちや行政、関係諸団体の皆様との交流の機会を設け、地域に伊勢青年会議所の輪を創造する。伊勢青年会議所全体での目標を持ち拡大に意識を向け目標を設定し達成のために一丸となり、爆発的な行動量で拡大活動を進めることで拡大を成功させ、会員数を増やしていく。さらに未来へ向けても、絶えず維持していくことができる礎を築きしっかりと次代に繋いでいく。青年会議所は年齢制限によって、何もしなければ会員数が減少していくことは明らかであるゆえに一人ひとりが情熱をもって会員拡大活動に取り組んでいくことが必要である。

【会員育成とは】

伊勢青年会議所は創立以来、永きに亘り「明るい豊かな社会」を実現するために地域に根差した運動を展開し続けてきた。それは伊勢青年会議所会員が地域を担うリーダーとしての資質を向上させ、運動の理念を広く地域に伝えて、まちの未来を牽引するリーダーであるという、信頼される存在であり続けていたからである。そのために、青年会議所の理念や目的を再認識し、JAYCEEとしてさらに成長していくことで、会員一人ひとりが自分自身に誇りをもった運動を展開し、地域を明るい未来へと導いていくのである。

我々会員は更なる成長を遂げなければならない。新しい時代に目を向けるだけではなく伊勢というまちを見据え、そこにある伝統をしっかりと学び、それをまちへと伝えていく。

その運動への参画こそが己を研ぎ澄まし、資質を向上し、このまちを唯一無二のまちへと導いていくのである。成長した我々がひととひととを繋げ、まちを導いていく。

【組織運営とは】

青年会議所は事業や例会を構築し運動していくなかで、我々が思い描く可能性を議論していく場である。総会、理事会など、各諸会議を大切にしながら各事業に取り組んでいく。

粛々と当たり前のことを当たり前に遂行できるよう、抜かり無い準備と絶え間ない努力が議論を活性化させ、より良い運動を構築していく。

また、青年会議所運動における組織連携の向上を図るために、情報の共有がしやすい仕組みを確立することで、会員一人ひとりが運動への意識向上につながり、さらに組織力を兼ね備えた組織運営が出来るのである。組織運営が円滑に進むことで、組織全体の好循環を生み、我々の運動はさらに大きな力となる。その上で定款、諸規定を見直し、時代に即した変更をし、より活動しやすい環境へと進化していく事が求められる。しっかりと腰を据えた基盤の基、運営していくことで地域ネットワークを深化させ、関係諸団体とも堂々と繋がっていくのである。

【おわりに】

新型コロナウイルス感染症の影響によって、私たちは新しい生活様式を迎えざるを得ない時代となった。ひととの接触を減らし、接触を減らすためにリモートでの接触を推進し、大人数での会合・懇親会等を控えることが余儀なくされた。また自然災害も増加した。世界の価値観というものが一変してしまう時代が訪れた。これからの時代に何が必要なのだろうか。それはきっと以前と少しも変わっていない。このような混沌とした苦しい時代だからこそ、その本質が浮き彫りにされたが、ひとを救うのはひとであり、本当の喜びとはひとと共にあると思う。
v ひととの関わりが困難な時代であるからこそ我々は多くのひとと繋がり、深い絆を作っていこう。その中で伊勢のまちに根付く「こころ」が愛するこのまちを輝く未来へ、すなわち「こころが繋がるまち」へと導いていくと信じる。

一般社団法人伊勢青年会議所
第66代理事長 間宮玲央奈

昭和57年8月27日生(39歳)
平成28年度入会
合資会社二冨士
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