理事長所信

理事長所信

【はじめに】

 伊勢青年会議所は1957年に全国で110番目のLOMとしてこの地に誕生しました。それ以来先輩諸兄の強い想いと情熱を持った行動により、この地を「明るい豊かな社会」へと導くため様々な運動を展開し、確実な成果と伊勢青年会議所としての確固たる地位を築かれたことに、深い敬意と感謝を表します。我々伊勢青年会議所会員は、先輩諸兄より紡がれてきた想いや歴史、伝統を受け止め、そして青年会議所活動に邁進することで、次代へと受け継いでいくことを誓います。

 2019年以来猛威を振るった新型コロナウイルスも2023年5月に5類感染症へと分類が変更され、多くの規制が撤廃された。しかしながらその爪痕は深く、青年会議所活動を含め、今まで紡がれてきた様々な事業や伝統が途絶え、あたりまえがあたりまえではなくなった。さらにAI(人工知能)をはじめとした急激な技術の進歩により、人間の存在意義が問われている。またロシアのウクライナ侵攻に端を発した世界情勢の不安定化、急激なインフレの加速は我々の生活や企業活動に大きな影響を与え、人々の心に大きな影を落とした。
 このような時代だからこそ、伊勢青年会議所会員としての想いと誇りを胸に、仲間と共に切磋琢磨しながら、全力で青年会議所活動に邁進していくことで自身を成長させ続けなければならない。そして様々な課題を解決していくことで、この地をさらなる「明るい豊かな社会」へと導いていかなければならない。

【会員拡大】

どんなにすばらしい活動を行おうとしても、一人でできることは限られている、それは青年会議所においても同じである。一人でも多くの志を同じくする仲間を増やすことが、活動の幅を広げ、組織をより強固なものにするとともに、新しい仲間との出会いは会員一人ひとりにとっても新たなる成長の機会となるだろう。
 そのためには会員が青年会議所活動に真摯に取り組み、自身の言葉で青年会議所を語れる必要がある。単純なメリットデメリットの話ではなく、自身が青年会議所に携わり何を感じたのか、何に苦労し、何にやりがいを感じたのか、実体験を言葉にして伝えることが何より大切である。またそれと同時に、様々な手法を用い客観的にわかりやすく伊勢青年会議所について伝えることも大切である。これらに加え県内各LOMやOB会とも連携し、一人でも多くの拡大対象者の情報を集め、会員一人ひとりが全力で会員拡大を行わなければならない。
 先ほども述べたとおり、一人でできることは限られている。会員拡大においても誰か一人が汗をかくのではなく、「全員拡大」の名の下に全会員が、全力で会員拡大を行うことで、素晴らしい成果へとつながると確信している。

【会員育成】

伊勢青年会議所会員は定款にも記されているとおり、「品格ある有能な青年」でなければならない。それらを身につけるためには、すべての青年会議所活動の中で自身の能力を向上させるとともに、常に自己を律し、どんな場においても品格ある振舞い、つまりは気高さや上品さがある様を体現できるよう行動し続けることが必要である。
すべての事柄に成長の機会を見出し、成長の糧としていくこと、同じ青年会議所の仲間と切磋琢磨し、時には助け合い、それぞれの知識や経験を共有することで、会員一人ひとりが人として大きく成長できると確信している。
また青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現を目指している以上、地域とのつながりは必要不可欠である。青年会議所活動においても、地域と携わっていく中においても、成長の機会を見逃さず、自身の能力を向上させ続けていくことが重要である。
会員一人ひとりの個の成長が、組織の成長につながり、成長した我々が青年会議所活動を行っていくことで、この地を「明るい豊かな社会」へと導いていくことができるのである。

【組織運営】

我々を取り巻く環境は日々変化している。今までのあたりまえがあたりまえでなくなる、このような時代だからこそ変化に流されるのではなく、変えるべきもの、変えてはならないものをしっかりと見極め、会員一人ひとりが定款や諸規定を順守しながら、組織の運営というものを考えていく必要がある。
 組織とは個の集まりである、組織が力を発揮するためには会員一人ひとりが力を発揮する必要がある。言い換えれば会員が力を発揮しやすい、すなわち活動しやすい環境が整っている組織が、強い組織だと言える。
 さらにその中でも会員同士の連携が取れることで、より会員の力は発揮されていく。皆で考え皆で議論し、皆で組織を運営していくことが伊勢青年会議所をより強固な組織へと成長させていく。
 また我々の活動は発信していかなければ、なかなか外部へは伝わらない。我々の想いや活動をタイムリーに発信し、より多くの人に伊勢青年会議所を認知させ活動に対して理解していただくことで、組織の基盤をより確固たるものにすることができる。

【おわりに】

 新型コロナウイルス感染拡大の影響、世界情勢の変化、急激な技術の発展、我々は今時代の転換期に立っている。我々を取り巻く環境が凄まじい速度で変化していく中、多くのことに対し選択を迫られ、中には自身の力が及ばないこともあるかもしれない、それは青年会議所でも同じである。
 しかしどれだけ周りの環境が変わろうと、どれだけ技術が進歩しようと、青年会議所の存在意義は変わらない。我々が持つ想いや誇り、目には見えないたくさんの大切なモノは我々だけのモノである。その目には見えないモノを大切にしながら青年会議所活動に邁進し、様々な成長の機会を得る、その上で会員一人ひとりが自分なりの「やりがい」を見つけていただきたい。
 私自身がそうであるように「やりがい」は青年会議所活動を行う上で大きな原動力である。会員一人ひとりがそれぞれの「やりがい」を持てば、より充実した青年会議所活動を行うことができると確信している。そしてその姿を地域に伝播させていくことが、この地を「明るい豊かな社会」へと導いていくためには必要である。一年という限られた時を、共に素晴らしいものへと作り上げていこう。
一般社団法人伊勢青年会議所
2024年度
第六十八代理事長 下 寛明
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